Prinkun

ナチュラルな心で、感じたことを言葉に

第10番札所 円覚寺

深浦町にある円覚寺は、

小学校の遠足で訪れて以来

50年ほどの長いご縁をいただいております。

当時小学生だった私の記憶に残っていたのは

とても太い木があったということ。

今では、みんなにパワーを与えてくれるありがたい存在になっています。

本当に神々しい佇まいで、

清楚で品格のあるお寺で、大好きです。

円覚寺の竜灯杉は、江戸時代、西廻り航路(北前船)の海の男たちが、この沖で暴風雨に見舞われ、ちょんまげを切って一心に祈ると、この杉の梢から一条の光が放たれたそうです。九死に一生を得てたどりついた船乗りたちは、常日頃篤く信じていた間口観音円覚寺にその髷を収めました。・・・このような伝説がいつごろからか、北前船の船乗りたちに竜灯杉(竜神が宿って船乗りに助けを与える杉)と呼ばれるようになりました。

 

古の歴史を感じさせつつも、

今に生きる私達を癒してくれています。

御朱印を手ぬぐいに押して回っていましたが、

ここのお坊様が押してくれる時

手ぬぐい全体を広げ、

33の全部の観音様の分の場所を案じてくれました。

各自で御朱印を押すところが多かったので、

配分なども考えずにに押して回っていました。

「ふふん、ここに4つ入るといいんだな」と考えながら、

丁度良い場所に押してくれて、

「あとは、あまり幅をとらないように」と知らせてくれました。

その、心配りといいいますか、

話しかた、応じ方がとても心地よく。

押しつけがましくなく、

さりげない仕草で、

気づかせてくれる気品のようなものを感じました。

なんともないことですが、

こころの中で合掌したい気持ちになりました。